前の記事でお伝えしたとおり、来月から新連載始まります。
本日発売のKADOKAWAメディアファクトリー刊「月刊コミックジーン」!その次号予告の一部に……新連載が一挙3作。...
KADOKAWA メディアファクトリーの月刊コミックジーンにて、『ドロボウナイトトリック』。
ゆちゃさんの同名の曲が原作です。
曲そのもののファンが既にかなり多く付いているので、そんなみなさんを失望させないようなシナリオ書かんといかんですね。責任重大です。
それはそうと、この連載が決まった時から、「コミックジーン」が献本されて送られて来ています。
かなりぶ厚い雑誌で、それこそボカロ曲原作の鉄板大人気作品や、数多くのオリジナルコミックが掲載されている中、特に私が注目したいのは……
こちら。
月例コミックルーキーズの募集記事。
その中の「編集長総評」です。
毎回このボリュームで編集長が「総評」を語っておられるのですが、この「総評」、マンガ家を目指す方には絶対読んで欲しい「マンガ論」になっています。
持ち込み・投稿作品を描くに当たって、どのような姿勢で原稿に取り組むか。その基本的な心構えを、例を多く挙げてわかりやすく解説しているわけです。
例えば現在書店に並んでいる最新号では、冒頭はこんな感じで始まっています。
選択してください。あなたはA、Bどちらのタイプでしょう?
A.「私の描いた漫画を読んで、どんんふうに感じていただいてもかまいません。泣いてもらっても、笑ってもらっても。ひとそれぞれに、いろんな感想を抱いてもらったらうれしいです」
B.「私の漫画を読んだら、絶対に泣かせてみせます。みんなに必ず同じ感想を抱かせます」
AとBは真逆ですね。
僕が漫画家さんに求めてるのは……、
――さて、どちらでしょう? それはぜひ、書店で実際手に取って、自分で確認していただきたいw
(しまった、写真を拡大すればほぼ読める……!)
作品総評というよりは、完全に「応募に当たって」の要項に近いこの「編集長総評」。
もう既に私には10年以上のキャリアがありますが、これからのマンガ家の卵だけでなく、現役作家もハッとするような言葉もあり、襟を正したくなる名文だと思います。
こんな「マンガのコツ」コラムを毎回このボリュームで「総評」として掲載されている「月例コミックルーキーズ」のこの欄は、これからマンガ家を目指そうとしている人も、今も現役でがんばっている人も、クリップして保存すべき! と私は思うくらい、楽しみにしているのです。