今更ですけど新年度スタートに際して思ったこと（２０年前の今日）

２０年前の今日。

いや今日じゃないかもしれないけど４月のあたまの話です。

一浪して無事「武蔵大学」に入学したわたくし・猪原賽。

正直な話をすれば、滑り止め的な意味合いで受けた大学だったのでどんな学校かもよく知らないで入学しました。

ですが、私はここで運命的な出会いをします。

あれから２０年か……早いなあ……なんて思ったり。

２０年前の今日。

いや、今日じゃないかもしれないけどここ数日での出来事。

武蔵大学大講堂での入学式。その中にはオオシマヒロユキがいました。

彼は俺の語学クラスの同級生。

仲良くなるまではその後半年以上時間が必要になりますが、確かに同じ場所に、俺達はいたのです。

俺は武蔵大学の入学式を終えると、スーツ姿のまま「文芸部」に直行しました。

高校時代はマンガを描いていたけれども、小説も書いてみたいなと、漫研ではなく文芸部を選んだのです。

文芸部の部室には、三上延さんがいました。

俺が１年の時の、３年生だった三上さん。もちろん当時は本名の、ただの学生だったわけですが、

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

 まさかベストセラー作家になるとは、当時は思ってもみませんでしたよｗ

もう１人、４年生の先輩に中井まれかつさんがいました。

ゲームブックDS アクエリアンエイジ Perpetual Period(限定版)

カードゲーム・アクエリアンエイジのゲームデザイナーです。

ご存知の方も多いと思いますが、中井さんは既に他界し、中井さんの名前を知らずにアクエリアンエイジで遊んでいるファンも多いんじゃないでしょうか。

同じ部室に三上延と中井まれかつと俺。

一方授業に出るとオオシマヒロユキと席を並べる俺。

妙なことに、俺の世代の武蔵大学はいわゆる「プロ作家」を輩出した世代。

そんな３人と俺が出会ったのが、２０年前のこの春。

（実はもう１人、当時全然接点が無かった、現在ライターであり編集者である方がいるんですが、あまり名前を出して活動してらっしゃらないようなので伏せときます。）

あれから２０年が経ち、

オオシマヒロユキはフランスでバンドデシネ作家になり、

三上延は作品が月９ドラマになるほどのベストセラー作家となり、

中井まれかつは鬼籍に入り、

俺は……まあ売れもせず地味に作家を続けているｗ

不思議なもんですよ。人生。

この春、２０１４年。新入学の皆さん、おめでとうございます。

新社会人の皆さん、がんばってください。

人それぞれに人生があり、ドラマがある。それが一体何かの奇跡で妙な絡み合いを発生させ、ステージが急に変わったりします。

そんな不思議を、俺は身をもって体験してる。

楽しいですよ、人生。

さて、それはともかく新年度開始。

春過ぎには新連載が始まります。

この４月には、また新たにKindleで本（電子書籍）も出します。

それらの詳細は後日になりますが、まあ新年度、気持ちも新たに仕事に打ち込みますし、応援してくださいね！っと。

みんながんばれー！　テキトー！　テキトーにがんばれ！ｗ