にゃんぱすー!
今期のアニメが続々と最終回を迎えています。
もちろんその分また新しいアニメが年明けから始まったりするわけですが、とりあえず今期のアニメを総括しておきましょうかね。
もちろん2クールでまだ終わらないものもあるわけですが、今期はトップ画像でおわかりのとおり『のんのんびより』が覇権だったと思いますよ。
総括と言っても、まあ観てなかったもの・つまらなかったものに関しては言及しません。悪口書いてもしょうがないですからね。
一応今期始まったアニメは当初はそのほとんどを観てましたが、2話、3話、4話と進むうちにぽろぽろと脱落し、最終的に最終回を観たものが、
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だけ。
_人人人人人人人人人人人_
> のんのんびよりだけ!! <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
_人人人人人人人人_
> にゃんぱすー <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
あと、2クール目に突入する、
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『ガンダムビルドファイターズ』は視聴続行してます。
むしろビルドファイターズに関しては2話か3話まで観てなかったんですけども。
のんのんびより
『のんのんびより』は私の書けないタイプのマンガです。
わかってます、俺は時代錯誤の大物語志向なんで、こういうゆるい日常系は不得手なんですよ。
単純な日常系なら掃いて捨てるほどあるこの業界ですが、『けいおん!』が普段アニメを観ないバンドマンの心を掴んだように(これは一般論ではなく私の周囲であった事実です)、
時代が『のんのんびより』の”田舎ファンタジー”性にグッと掴まれたんじゃないかと思うんですよね。
ほら、田舎に移住したがる都会人のあの心境ですよ。
実際は体験したこともない田舎の生活風景についつい「なつかしい!」と叫んでしまう、心の中にしかない風景が『のんのんびより』にはあった。
あんな可愛い女子達が、あんなにのんびりと田舎で過ごしているわけがないことは知ってますよ。でも彼女らの過ごす田舎の風景は、確かにみんなの心の中にある。
リアルではない、でもついつい求めてしまう田舎の生活・風景。
こうだったらいいな、という風景。生活。文化。
そこに紛れ込んでしまう(引っ越してきた)都会人・主人公「蛍」に視聴者は同調し、求めていた田舎ファンタジー世界とそこの住人達に、するっと感情移入してしまう。
物語の基本構成を押さえつつ、自然に日常系コメディに落とし込まれている。
うまいな、と思うと同時に、私もするっと入り込み、気がつけば毎週の楽しみになってましたね。
にゃんぱすーボタンを連打しつつ、2期の発表、待ってますよ!w
ガンダムビルドファイターズ
最初観てなかったのが悔やまれるぐらい面白いですな。
何がいいって、初代ガンダムから知ってるガチのガンオタの大人も、今フツーにテレビを見ている子どもにも面白いという作り方が良い。
歴代ガンダムシリーズを観ていればニヤリとするシーン、手に汗握るシーンがふんだんにありつつ、そんな背景があるとも知らないガンダムシリーズ初見の視聴者も観て楽しい要素がいっぱいある。
ともすると親子で楽しめるという作り方は、過去作へのオマージュとしては最高の形なんじゃないでしょうか。
実際俺も、実はZZ以降は、まともに観たガンダムTVシリーズはGガンダムくらいです。でも楽しい。熱い。
ライバル、仲間、そして正体見え見えの大ボス。
熱い昔の少年マンガのストーリーラインを踏襲しつつ、
――それどうやって動かしてんの?
――実際の商品ではそうはいかないよね?
といった『プラモ狂四郎』や『ダッシュ四駆郎』『爆走兄弟レッツ&ゴー』に感じていた疑問に「プラフスキー粒子」という”設定”で答える力技。
(この設定も、シリーズ初見の視聴者を納得させると同時に、昔ながらのファンには「ミノフスキー粒子」のセルフパロディであることがニヤリとさせる、オールレンジな設定であることがまたにくいw)
ガンダムシリーズの公式アニメながら、公式がゆえに、過去作への愛にあふれた正統派パロディアニメなことは間違いないです。
父親への思い、仲間への思い、自分の信念、次々と現れるライバル達。
少年マンガ文脈でも熱く語れる、今期唯一の激熱アニメだと思いますね。
次点
途中、別にもういいかなと一旦視聴をやめたものの、やっぱり気になって数話抜けた状態で完走した今期のアニメがもう2つ。
ひとつは『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』。
勇者と魔王の最近ありがちなシチュエーション、先行する類似作品がないとは言い切れない立ち位置ながら、無駄なサービスシーンがそれなりにうれしいかわいいキャラに溢れていると同時に、実は「目的を時代に奪われた者の、新たな目的を見つける再生の物語」として王道のプロットだったと思います。
あとフィノ超かわいい。あざとい。
もうひとつは『アウトブレイク・カンパニー』。
これはややムリのある設定ながらも、そこは逆にわかりやすくするために、という思考でワザとしている気配のある、実は文化侵略という重いテーマをカラッと描いた作品。
読み込めば、深読みすれば、かなりそれだけで重厚なファンタジーが描けそうなテーマを、ヒロインのかわいさを押し出した作り方でオブラートに包んでいたと思います。
これもヒロイン・ミュセルの(あざと)かわいさが際立った作品でした。
中の人つながりなんでしょうか、『ミルキィホームズ』だけがなぜそのまま使われていたのか。講談社刊の作品なんだから、作中で扱うマンガ・アニメ作品は『ガイシ』とか誤魔化さず、せめて講談社作品だけは正規のものを使って欲しかったなあというところ。
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といったところで今期のアニメ話はおしまい。
ビルドファイターズはまだまだ続きますが、ここまで書いても実は今期は小粒揃いだったと思います。
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』『魔法少女まどか☆マギカ』『シュタインズ・ゲート』『戦姫絶唱シンフォギア』(G含まず)辺りを最後に、ガッツリ心に迫り、観なきゃ!とワクワクするアニメシリーズはまだ無いのが正直なところ。
来年は『シンフォギア』3期と、あとは何に期待しましょうかね……