漫画原作者の猪原賽(@iharadaisuke)です。
出版業界が縮小する中、マンガの裾野を広げるべく活動する「トキワ荘プロジェクト」さんを個人的に微力ながら支援していますが、マンガ家志望者のための投稿・持込情報を一挙に集中させようという試み「マンナビ」が10月1日に正式オープンするそうですよ。
マンナビサイトの開発のためのクラウドファウンディング(支援)特典である「トキワ荘プロジェクト」キーホルダーが昨日届いたので、前回β版オープンをお伝えして以来、久しぶりにサイトを訪れてみたところ、コンテンツが少しずつ改善・増強されていることに気づきました。
新人漫画家向け新人賞・持込・投稿ポータルサイト「マンナビ」(β版)オープン - 漫画原作者 猪原賽BLOG
- 出版各社・各編集部のマンガ賞検索
- 持ち込み情報検索
- 上記情報を各誌編集者が直接更新
と、これまで各社・各誌で分散していたマンガ投稿・持ち込み情報を集約し、条件で検索できるポータルサイト。それが「マンナビ」。
その特徴の詳細は上記の以前のエントリーで解説していますが、その中でも特に斬新な部分が、「編集者を選んで検索する」機能。
これまで裏方として名前を出さないことの多かったマンガ編集者が、直接自分の情報や所属を公開して「マンナビ」情報投稿者として名を連ねる予定なのです。
見てのとおり、10月1日の正式オープンを前にまだβ版の「マンナビ」ですが、編集者紹介欄・雑誌紹介欄が、β版オープンの8月以来、充実して来ていました。
おわかりでしょうか、集英社・ジャンプ編集部の編集者個人や、秋田書店・チャンピオン編集部の編集者個人のアカウントが出来てきています。
マンガ家志望者が原稿の持ち込みをする際、気になるのが「相性の合う編集者に当たる」かどうか。出会いは偶然の産物。ですが「マンナビ」を使うことでいずれ「担当編集者“指名”持ち込み(投稿)」が可能な時代が来るのでは? と、私が個人的に期待しているマンガ業界の新しい流れ。
マンガ家志望者の方も、どうしても編集部・編集者と反りが合わず移籍を考えている現役プロ漫画家の方も、ぜひ「マンナビ」の正式オープンとその後の充実を期待してください。
「マンナビ」サイトは以下をクリックくださいね。
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