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漫画原作者 猪原賽BLOG

「学園ノイズ」「悪徒」「放課後カタストロフィ」の原作者/ブロガーが告知したり漫画の作り方、関連ニュースをお伝えします

「シンフォギア二郎説」シンフォギア(G)について正直に語る

Twitter アニメ

はてなブログTwitter連動はかなり便利だな。

自分の1日のつぶやきが振り返られる。

ただ1日のつぶやきを羅列しても、見てるほうは面白くないだろうから、自分のツイートをまとめるよりは、もっと語りたい部分を抽出するのが良かろ。

今日はこれだな。

(あ、1期見てない人は少々ネタバレあるから注意してね。)

シンフォギアGの前作、「戦姫絶唱シンフォギア」見てました?

正直第1話を見た感想は、ヤベエのが来た。でした。

製作者側がこれを見たら気を悪くすると思うんですが、すごいダサかったんですよ。

セリフ回しとか、絵とか、演出とか、デザインとか。

こう書くと全否定に見えますが、これは見ないといけない。と思いましたね。

ネタアニメ、なんて書くとすごく下品になりますけど、シンフォギアの出発点も、かなり下品な発想だったと思うんですよ。

つまり、「マクロスF」のブームを見たスタッフが、

 

キャラが歌う必然があれば、アニメと歌(CD)両方売れてすげえ得!

 

その発想は下品ながらも、多くの視聴者を獲得出来る論理的な「理由」がなければ、制作費も集まらない。そんなアニメの現場では、わかりやすい理由だったと思うのです。

主役の響が直近のクールで「まどか☆マギカ」の主役・まどか役の悠木碧っていうのも、かなり商売っ気が見え見え。

 

そんな、何がなんでも売るぞ!

という気概で集められたスタッフだったけど、結果、創りだしたものは、ものすごくダサかった

その空回り感が「ヤベえ」と感じたわけです。

だけど、その空回りは、本気だった。

「こういうの書けば売れるんじゃん?」(鼻くそをほじりながら)

なんてスカした創り方じゃなかった。

「俺が考えたおもしれー作品に、売れる要素が足されれば、すげー面白くなる!」という考え方だったんじゃないかと。

「歌」という素材を組み込んだことを免罪符に、やりたい放題する。

その結果、空回りはぐるんぐるんに回って、360度回転し、勢い余って裏返って、どぶどろの情熱が溢れ出た。

その熱量が、絶望的なダサさと、そのダサさから得る違和感を乗り越えて、俺を「シンフォギア」を見るのを止めるのを許さなかった。

 

「けだし名言ですよ!」って響が言った時は、ほんとに椅子から転げ落ちそうになった。誰がこの時代、近未来を描くSFバトルファンタジーでそんなセリフが書ける?

だが、そんな前時代的なセリフを、自信満々に提供された俺は、もう「シンフォギア」に囚われている。次の自信はどんなセリフに、どんなシーンに現れる?

気になって気になって、次回を楽しみにしている。

作品に現れる様々なダサさにツッコミを入れながら、「シンフォギア」という世界に、響に、防人に、バーローに、クリスちゃんにドライブされている。

 

で、思い出す。第一話、冒頭いきなり響の墓があったことを。

彼女が死ぬという絶望的なエンディングに向かって、彼女は拳を握って敵を打ち砕く。

破壊の衝動に染まって、血の涙を流す。

見ている方は彼女の最悪の結果がわかっているのに、響の拳は敵と語らい、幸せなエンディングを信じて疑わない。

またそんな彼女を信じて、防人も、クリスちゃんも最大の敵を前に絶唱し、クラスメイトも校歌を歌う。

ダサい。が、アツい。

一度くじけ倒れた響が、大復活を遂げた時、絶唱し果てたはずの防人とクリスちゃんも立ち上がる。

 

「シ〜ン〜フォ〜ギィ〜ィヤア〜!!!!!!!!!!」

 

と唸り、叫びながら真の姿を現した響を見て、

 

猛烈にダサい、ここでこんなセリフは無い。

絶唱したのに二人はなぜ生き返る?

とツッコみながら、俺の血は滾って全身の毛が逆立つ。

ダサいことが、泥臭く情熱的な、前時代の少年マンガのアツさと被ったのだ。

 

細けえことはどうでもいいんだよ。

 

アツい少年まんが魂は物理法則も自然常識も超えるんだよ。

 

そして、何がなんでもハッピーエンドになるんだよ。

 

第一話の墓の真相がわかった時、ほんと、安心した。泣けた。

 

戦姫絶唱シンフォギア」は、そんな、言ってみれば、

すっげえ見た目悪いのに食うと暴力的に美味い二郎みたいなアニメだった。

その第2期「戦姫絶唱シンフォギアG」が始まると聞いたら、楽しみにする以外ない。

 

そしてGの1話見て驚いた。

諸々のデザインそのままに、

なぜかみんなかわいくなってる。

ふしぎだ。

 

正直、そんな別に視聴者に媚びなくていいよ、と思った。

内容もとってつけたような続編だな、とも思ってた。

1期のアツさを超える終盤を、あまり期待できないかも……とすら思っていた。

が、そんな思いも束の間、今日放送した回で、そんなかわいいビッキーが、ヒロインとしては絶望的なピンチに陥った。

まどか☆マギカのマミさんがマミられたなら、ビッキーはビキられた

マミさんみたいに死にはしないけど、決定的に、ヒロインにありえない、ほんとひどい姿になった。

やられた。

クッソかわいいくせに、完全に少年マンガのお約束、見た目インパクト効果込みのパワーアップフラグが来た。

 

果たして、そんな自分の予想どおりのお約束少年マンガ展開で来るのか、

それを超える超展開が来るのか、

どっちに転んでも次回が楽しみ過ぎて、今期の他のアニメ完全に吹っ飛んだ。

 

戦姫絶唱シンフォギア 1(初回限定版) [Blu-ray]

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まだ1期見てないって人いるなら、絶対見るべき。

ほんとダサくて、超アツい。

二郎のラーメンみたいに、ハマるとドハマリすると思う。

二郎食いたい。

個人的には桜台二郎がオススメです。