漫画原作者 猪原賽BLOG

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作家・架神恭介氏がマンガと小説を同時連載開始!『放課後ウィザード倶楽部』(週刊少年チャンピオン)

f:id:iharadaisuke:20160311130035j:plain漫画原作者の猪原賽(@iharadaisuke)です。
みなさん、次週の「週刊少年チャンピオン」で連載開始するマンガ『放課後ウィザード倶楽部』に注目ください。原作の架神恭介さんが、〈小説版〉も他媒体に同時連載するとのこと。

 小説家のマンガの原作とは何かがわかる!?『放課後ウィザード倶楽部』

世界初! 漫画と小説が同時連載『放課後ウィザード倶楽部』に架神恭介

漫画と原作小説が同時連載される世界初の作品『放課後ウィザード倶楽部』が、3月17日(木)より始動する。
漫画版は『週刊少年チャンピオン』の巻頭カラーにて64ページにわたり掲載され、原作小説の連載は小説やコミックの投稿コミュニティサイト「E★エブリスタ」にて展開。(略)

漫画は毎週木曜日に発売する『週刊少年チャンピオン』にて掲載、同じ内容の小説連載が同時に進んでいくという。

これまで原作付きのマンガと言えば、もともと人気のあった小説のコミカライズか、原作そのものは表に出てくるものではないタイプのものばかりでした。
だからこそ漫画原作者は、いったいどんな仕事をしているのか? と問われることが多いのですが、今回『放課後ウィザード倶楽部』の連載は、マンガ版を週チャンに連載、その原作小説を、原作者ご本人が小説投稿サイトで同時連載するという形になるそうです。

“週刊”というヒリヒリするペースで紡がれる、架神恭介さんの小説。それを元にしたマンガが週刊少年漫画誌にも掲載される。

小説で書かれた原作と、それを元にしたマンガ。毎週、同じ話なのにメディアによってどう違って表現されるのか。その辺り、見比べが楽しい連載となりそうです。

週刊少年チャンピオン16号より春の新連載大攻勢3+1作品

f:id:iharadaisuke:20160311131224j:plain今週発売の週刊少年チャンピオン15号によれば……

16号『放課後ウィザード倶楽部』(原作:架神恭介/漫画:渡辺義彦)

18号『ミドリノユーグレ』(藤田勇利亜)

19号『猫神じゃらし!』(福地カミオ)

3作品が新連載開始、17号には読切『HERO』(摺澤翔)が掲載とのこと。

『放課後ウィザード倶楽部』は小説家・架神恭介さんがチャンピオン初登場のほか、漫画の作画を担当する渡辺義彦さんはチャンピオン誌で『バーサスアース』の連載をしていた実力派。
特に架神恭介さんはネット上で意欲的な挑戦をする“営業力”“行動力”のある先生ですから、『放課後ウィザード倶楽部』の連載中、原作小説の連載だけでなく、その他どんなネットプロモを仕掛けてくるか楽しみです。全10回のYouTube動画配信なども予定されているそうですよ。

〈関連書籍〉

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戦闘破壊学園ダンゲロス (講談社BOX)

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[まとめ買い] バーサスアース

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マンガの原作って何? と疑問のある方は…

漫画原作者は一体「何」を書いているのか

架神恭介さんの原作は「小説タイプ」に分類できます。そこからどんなマンガに仕上がるのか楽しみですが、その他「ネームタイプ」「シナリオタイプ」など、漫画原作者が一体どんなものを書いているのか、私が実例をまじえて解説するKindle書を発売しています。電書ということで【99円】の格安で販売していますので、よかったらぜひ。

漫画原作者は一体「何」を書いているのか

漫画原作者は一体「何」を書いているのか

 

『学園ノイズ』『悪徒-ACT-』『放課後カタストロフィ』などを手がけマンガの原作だけで15年間以上生き抜いている著者が、マンガ業界で学んだノウハウを伝授。「マンガの原作」とは何か、どんな「原作」を書けばよいのか。なかなか表に出て来ない「マンガの原作」の実作例や心構え、初心者がおちいりやすい間違いなど、業界体験談をまじえつつ、わかりやすく解説。【99円】

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