『放課後カタストロフィ』コミックス第1巻特典、WEBで聴けるオーディオドラマについて少し詳しく紹介しておきます。
現在出演者は潘めぐみさん(恐怖の大王)、斉藤壮馬さん(シトネ)、青木瑠璃子さん(酉野)のみ発表されておりますが、その他のキャストさんに関して……
メインキャストさん以外にお世話になった声優さんは、下記のとおりです。
- 近藤浩徳さん
- 三浦勝之さん
- 粟津貴嗣さん
- 千葉泉さん
それぞれ2本立てのオーディオドラマ、2話目の「魔法少女・大王!?」の回で、メインキャストのお三方と大いに絡んでいただいております。石橋大助さんの書いた脚本には登場人物が多く、さてこれ3人でどう回すのか……と思いきや、しっかりこの4人の方々に演じていただき、かなりドラマもわちゃーっとした愉快な仕上がりになっていますよ。ありがたい……
そして今お名前を挙げた石橋大助さん。
実はドラマが企画に上がった時、平尾リョウさんや担当さんとどんな話にするか検討し、最初は俺が脚本書く話になってたんですよ。ですがその打ち合わせの後日……
俺、個人的にこんな脚本を手に入れました。伝助……? 霧香……? ザッショノ学園……??
これ、松山せいじ先生の『エイケン』のオーディオドラマ脚本だ!!
なにこれちょっとしたお宝じゃないの!?
漫画の原作脚本はずらずらと書き殴れるわたくしですが、映像方面の脚本となると、どういうフォーマットで、どういうふうに書くのかわからない。誰かラジオドラマとかの脚本書いてる人いないのー? と周囲に探りを入れていたら、「あたし、こういうの持ってますけど」と友人に渡されたのがこのお宝。何で持ってるんだよ!?
という経緯はともかく、これを読んでですね、やっぱりわからんのですよ。映像のないオーディオドラマと言ってもやっぱり「時間」に支配された脚本。ボリューム感、演出、どこまでどう書けばいいのか……。
そこで「やっぱ(締切までに)脚本書けそうにありません」と担当に泣きつき、今回の企画に合う、そして『放課後カタストロフィ』のニュアンスを理解してくれる人――と白羽の矢が立ったのが、石橋大助さんでした。
そしたら石橋さん、すげえ勢いで脚本書いてくれたの。しかもかなり『放課後カタストロフィ』のニュアンスを受けた上で、ドラマオリジナルの番外編としてまったく違和感ないクオリティで。
さらにそこに、大王ちゃんは潘めぐみさん、シトネは斉藤壮馬さん、酉野は青木瑠璃子さん。
潘さんと斉藤さんはスタジオに我々(平尾さん、俺、担当)が入るなり
斉藤「今日はがんばるぞ、大王」
潘 「う、うむ!」
とキャラ入っててくれるし、青木さんはおそろしく二面性のある難しい「酉野・アキ・シオン」というキャラをしっかり演じ分けてくれたし、上に挙げた他のキャストさん達も熱演のあまり「他のキャストさんがつい笑ってしまって演技できない」というNGを出すし……
とにかく、これまでまるで「アニメ化・映像化・音声化」というものに縁のなかったわたくしは、ものすげえコトになってるぞと。感動に打ち震えたわけです。
原作・漫画、そして担当という三者でしか紡がれなかった物語が、映像脚本家に声優さんという新たな要素が加わって、さらに作品の世界が広がる……何この一体感。超楽しい。
『放課後カタストロフィ-Re:THE END of the end-』第1巻PV - YouTube
さらに言えばこのPVは、ご縁があってWonder Spaceさん、プラチナムガレージさんの協力のもと、ドラマの収録時に潘めぐみさんにいただいた何個かのボイスを使って、Wonder Spaceさんがキャスティングしたナレーター・声優の朝倉崇さんとの「掛け合い」すらも実現。
俺の素人くさい動画に超・豪華な音声が入っています。いいのかこれ。役得すぎんだろ。ありがたい。
というわけで、『放課後カタストロフィ-Re:THE END of the end-』コミックス第1巻。
超贅沢ながらも「WEBで聴く」というスタイルのオーディオドラマのおかげで、通常価格でお届け出来ます! 平尾リョウさんの描き下ろしオマケマンガも4ページあります! 通常価格なのに超豪華です!
5月2日の発売日、及びオーディオドラマの解禁、お楽しみに! コミックス、お買い求めいただかないと聴けませんぞ!w